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<< 里の秋 巣箱の構造と蜂&蜜の関係 >>

アサギマダラ

珍しい蝶に出会いました。
アサギマダラは2000キロの渡りをする蝶だとか。
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まるでオアシスのよう・・・
ルートになっている所には、このような心優しい花畑が幾つもあるような気がして来ました。

アサギマダラに付いて、ちょっと調べてみました。
愛媛県はこの蝶の渡りのルートになっているようで、10月から11月にかけて通過していくようです。
ということは、飯田(長野県)で見たアサギマダラが近くに来ているかも知れません。
夢とロマンがある話です。
アサギマダラ・・・ やばい! とりこになりそう~^^

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東京・・・ いい所でした。

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実家(長野)で芭蕉の花が咲いていました。
by henro1945 | 2015-10-22 20:33 | Comments(31)
Commented at 2015-10-22 20:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ヤマト at 2015-10-22 21:48 x
遠くまで飛んで行く蝶ですね。 綺麗です。
花から花へ遠くまで夢が有りますね。  ☆
Commented by 信くま at 2015-10-23 06:35 x
旅からのご帰還何よりですな・
しかし、5泊で音を上げるて女房の閨を恋しがるとは。。。。
アレチウリは困ります。行政は環境に悪いと言って河川敷の
整備に除草剤ではなく刈り取りをしています。
完敗です。
蜂の召使様
ありがとうございました。
スペンサー作りにはてこずっていましたので
早速≪秘伝 スペンサー横切り}に挑戦します。

ところでミツバチは明かりがなくても活動できるのですね。


Commented by henro1945 at 2015-10-23 11:01
ヤマトさん
この小さな蝶が沖縄や台湾辺りまで飛んで行くそうですね。
南下を始めたところでしょうから、その内に四国にも来ると思います。
アサギマダラはショウジョウバカマ?の花にしか寄らないのでしょうか・・・?
よく分かりません^^;
Commented by henro1945 at 2015-10-23 11:28
新クマさん

>しかし、5泊で音を上げるて女房の閨を恋しがるとは。。。。 

恋しくなっちゃって飛んで帰りました。。。  あははは~

今回の帰郷で始めてアレチウリの話が出ました。
巣箱の貯蜜量が異常に多いことから、これにたどり着きました。
恐ろしい繁殖力ですから、刈取りくらいでは焼け石に水でしょう。
除草剤を使うしかないと思います。
最高の蜜原なんですが、絶対に種を蒔いたりしては駄目ですね。

Commented by henro1945 at 2015-10-24 11:16
>ところでミツバチは明かりがなくても活動できるのですね。

活動できると思います。
ミツバチには「睡眠」がないようですから、24時間活動していると考えていいのではないでしょうか。飼い始めの1~2年目にはガラスの観察窓を設けたり温度計を入れたりしたのですが、巣内の温度は夜の方がかなり高くなります。その辺から、ミツバチは昼と夜とで別の作業をしているのではと考えるようになりました。巣内の温度が上がるという事は、蜂が体温を上げているに違いありません。体温を上げて、造巣をしている、蜜を濃縮している、等が考えられます。

ミツバチは人間くらい夜目がきくと思っています。巣箱を移動させるのは夜暗くなってからなんですが、結構飛んで刺しに来ますね。

ミツバチの巣は蝋で出来ているのですが、この蝋を最も劣化させるのは光(紫外線?)ですね。ミツバチはそれを知っていて、暗い所に巣を作りたがるのだと思っています。箱の上部にベントを設ける場合もその辺のところを考慮に入れる必要があるかも知れません。

ミツバチは眠らない・・と思っていました。
ところが最近、空の巣房のなかに頭をつっこんで眠っているような蜂を何匹も見ました。
眠る、眠らない、どっちなんでしょうかね ^^
Commented by ORFEUM at 2015-10-27 18:59 x
いよかんさん、こんばんは

これが渡りの蝶のアサギマダラですか
>ルートになっている所には、このような心優しい
花畑が幾つもあるような気がしてきました<

なんとも夢のある文章に心が洗われます。

処で、セイタカアワダチソウの蜜を今の時期に採蜜されたことはありますか?
当地では数年ぶりにセイタカアワダチソウの大当たり年で、もうじき西洋8枚箱が
満杯になります。まだ満開に咲いていて、毎日働き蜂が川のように巣箱に流れ込んで
います。貯蜜圧迫で産卵に障害が出そうですが、こんな時期に二段にしたくはなし・・
数年前に採蜜した時は一冬巣箱に置いて翌春の桜の開花前に搾りました。
かと言って、今採蜜したらあの独特の匂いが残りそうで
Commented by henro1945 at 2015-10-27 21:30
ORFEUMさん こんばんは。

八ヶ岳辺りで夏を過ごしたアサギマダラは秋になると伊那谷沿いに南下して行くようです。
海を越えて2000キロの渡りをする蝶・・・ 夢とロマンがありますよね^^

>処で、セイタカアワダチソウの蜜を今の時期に採蜜されたことはありますか?

はい、あります。確かに、採蜜したての蜜は独特のにおいがありますが、半年置いておいたらそれが消えて、いい匂いの美味しい蜜になっていました。アメリカではこのセイタカアワダチソウの蜜は高級品とされている、という記事を何かで読んだ記憶があります。想像ですが、蜜を半年以上寝かせて熟成させているのではないでしょうか。

>貯蜜圧迫で産卵に障害が出そうですが、こんな時期に二段にしたくはなし・・

貯蜜圧迫障害・・・ 知りませんでした。貯蜜に使ってしまって、育児用の巣房が足らなくなるのでしょうか。なるほど、この時期は造巣もほとんど止まっているようですから。
2段にするかしないか・・ 難しいところですね。

飯田で、今までにない貯蜜量に不思議に思ったのですが、話を聞いている内に謎が解けて来ました。
アレチウリがすごい勢いで侵略して来ていました。これは、喜んでおられません、大問題です。
Commented by ORFEUM at 2015-10-27 22:32 x
早速のお返事ありがとうございます。
仰せの通り迷っています。後に続く面倒を承知で2段にするか採蜜で切り抜けるか
採蜜して保存しても匂いが消えるなら採蜜も有りですね。

アサギマダラが伊那谷沿いに南下するなら私の大好きな旧上村や南信濃村もきっと通過するんでしょうね。
彼処の風景のなかを翔んでいる姿を想像するだけでまこと夢とロマンです。

Commented by henro1945 at 2015-10-28 20:31
ORFEUM さん
冬場、多めに蜜を残した群れが結構消滅することがあります。女王蜂が死ぬというようなことはあると思いますが、他に原因がないか考えてみました。蜜が冷え切って巣箱のなかが冷蔵庫のようになるのではと思うようになりました。蜜が一旦冷えてしまったら、少ない蜂では温められないかも知れません。そう考えると、蜜は多過ぎず少な過ぎずの適量がいいのでは・・・。どれくらいが適量なのか分りませんし、これは私の勝手な推測でして何の根拠もありませ~ん^^;

アサギマダラは愛知県に入っているのではないでしょうか。
フジバカマ?のようなキク科の花に多く寄るのだとか。
この魅力的な蝶のために、私もこの花を植えてみたくなりました。
Commented by 信くま at 2015-10-30 07:54 x
アサキマダラの話は新しいいよかんさんの一面を見た思いです。白蓮の詩といいアサキマダラの話などから伊予姫妻が惚れるのは無理からぬことでしょう。
妙に納得です。

失敗
小さなクローゼットにトイレに使う温風機を入れました。
40度に設定しました。
広いパットにはちみつを入れました。
一回目はばっちりの糖度82度でした。
今回忘れていました。
見に行ったら水あめ以上の状態でした。
糖度は測定不能でした。
飴を作ってみます。
糖度が81度になったら知らせてくれるセンサー
がないか、
どなたか知りませんか。
無理かなー、いやいやあるのかもしれない。
Commented by henro1945 at 2015-10-30 20:19
信くまさん
もうダメ! アサギマダラに恋をしちゃった。。。^^:
今日、園芸店をまわってフジバカマを入手して来ました。
春と秋の渡りの途中に立ち寄ってくれることを夢見て増やしていきたいと思っています。

>一回目はばっちりの糖度82度でした。

ほ~ 温風機方式は糖度を上げるのにいい方法のようですね。飴が出来ましたか、それはまた素晴らしい・・・。私はどこかの飴屋に頼んで100パーセント日本ミツバチの蜜の飴を作ってもらうことを考えていました。
センサーはちょっと難しいかも知れませんね。私はamazonで買った短時間用の電源タイマーをソメラに使っています。長時間用のもありますので、それらを応用するくらいしか思い付きません。
Commented by ORFEUM at 2015-10-30 21:47 x
いよかんさん、こんばんは
採蜜か継箱かさんざん迷った末に今日採蜜しました。継箱する選択肢も有ったと
思いますが、この時期、蜜源が無くなれば遠からず蜂数が減り始めます。
越冬のためには蜂密度を保つために巣枠を抜いて行く作業をしなければなりません。
結構悩ましい作業です。
前日に周囲を歩いて見たところセイタカは未だピークを過ぎていませんでした。
このまま何もしなければ貯蜜圧迫障害が出ると思います。蜂児が出房した後には
産卵より先に蜜が詰め込まれるでしょう。
冬を目前にした時期でなければ迷わず継箱します。今回の対応が正解か否か自信はありません。

越冬に際して十分な貯蜜がある群が崩壊した経験はまだありませんが
貯蜜の一部が結晶化した事があります。湯煎では溶けず電子レンジでちょっとずつ
加熱しましたが蝋が溶けてしまい満足な蜂蜜は搾れませんでした。
黒字倒産の様なことが起こるのかもしれませんね。

余談ですが、トーマス・シーリーという方が書いた「蜜蜂会議」という本を
読まれたことはありますか?
分蜂のや新居を決定するプロセスが書いてあるのですが、いよかんさんの捕獲技術を
裏付けることが随所に出てきます。
何よりも、野生蜜蜂の巣に張り付いて何日も観察を続けて生きた蜜蜂から
沢山の事実を見つけ出し、自分の仮説を検証していきます。
何度も読んで本が付箋だらけになってしまいました。
何故日本にはこういう学者が現れないのでしょうかね。
バイオや遺伝子や抽出物の研究の方がスマートだからなんでしょうか。
産学のビジネスに結びつけやすいのでしょうか。
アメリカでの、西洋蜜蜂について書かれた本ですから足し算引き算しながら
読む必要がありますが、とても気に入っています。
Commented by 蜂の召使い at 2015-10-31 10:02 x
いよかんさん、またまたコメント欄を掲示板のように使うことをお許し願います。
ORFEUM さん、
貯蜜圧迫⇒春先消滅は、既に3~4年連続経験しています。今春は、採蜜せずに大事にしていた最も期待を掛けていた種蜂三群を失い大ショックでした。

〉黒字倒産の様なことが起こるのかもしれませんね。

三群とも、巣板が結晶蜜ですべて覆われていたことから、その通りだと思います。
このメカニズムは、前年10~11月に越冬蜂を育てる余地が無いことに起因して、越冬期に成蜂が徐々に寿命減少から、2~3月に蜂群消滅に至る現象だと考えます。
このことから、強勢群には秋迄に適時採蜜と産卵育児巣房の余地を与えるにとが必至要件だと思います。

「ミツバチの会議/なぜ常に最良の意思決定が出来るのか」トーマス・D・シーリー著は、過去に某BBSで「ネオニコチノイド農薬論争」応酬のなかで、わたしが紹介したかもしれません。その後、意識レベルの高い二ホンミツバチ愛蜂家の中に急速に普及したのでしょう。
この著書の意図するところには、極めて合理的なミツバチ生態を紹介するとともに、人間顔負けの民主的話し合いの方法を説いていることだと思います。シーリー博士の言いたいことは、「ミツバチのように合理的・民主的話し合いの方法」をとれば、仲間同士の争いや国家間の戦争は無くせるだろうと言いたいのだと思います。
Commented by ORFEUM at 2015-10-31 15:50 x
蜂の召使いさん、ありがとうございます。少し安心しました。結果は来春に
否応なく出ると思います。

蜜蜂会議は世情に疎く、蜂の召使いさんほど深くは読めませんでしたが捕獲箱の
設置について箱の容積や高さについて書いてあり、いよかんさんのブログの写真で
数メートルの擁壁の上にあったり、失敗する人の箱は小さ過ぎないかというところを
読んだ時にハッとしました。
いよかんさんがよく言われる遺伝的多様性について、新居を探しに行く探索蜂の遺伝的な
資質が書いてありその重要性にも納得しました。
夏に扇風行動をする時に気温が上昇するにつれて二列三列と増えていくのはだれの指示?
と思っていたのですが、温度に関する感受性が個体によって異なるそうで
それは交尾した♂蜂の(異なる女王の)遺伝によると何かで読んだ事があります。
日本にもこんな職人と学者を併せ持った研究者の登場を切に期待してしまいます。

いよかんさん、恋人が立ち寄ってくれるといいですね。
私も犬の散歩に来るオネエさんと立ち話で恋したのですが、最近来なくなってしまいました。
私の目つきに危険を感じたのかも知れません。
Commented by henro1945 at 2015-10-31 21:13
どうぞどうぞ、コメント欄はご自由にお使いください。
情報交換の場になってくれることは 一番嬉しいことですから。

ORFEUMさん

>越冬のためには蜂密度を保つために巣枠を抜いて行く作業をしなければなりません。
>結構悩ましい作業です。

なるほど、横に長い洋箱はそういう作業が必要なんですか。悩ましい・・・ 分かるような気がします。私も冬場は箱に触りたくありませんから。今まで、蜜が貯まり過ぎる害というものを考えたことがありませんでした。夏くらいから分かっていれば2段にしておけばいいのですが、秋になってからではどうしようもないですものね。結果は誰にも分らないと思います。また、情報をお願いします。

本をamazonに注文したのですが、高いのにびっくりしました。でも、読んでおかないと話に着いていけなくなりそうです。レベルがそうとう上がっているみたいなんで~^^:

♪ 恋をしましょう恋をしてぇ~ 浮いた浮いたで過ごしましょ~

私は恋は不老の妙薬だと思っています。
で、いつも恋をしています・・・ 心のなかで~ ^^
Commented by ORFEUM at 2015-11-01 22:53 x
渡りの蝶、渡りの鳥。何故こんなに惹かれるのでしょうね。
だいぶ前に、渡りの鳥の足跡を辿り旅をする人の エッセイを読んだ事があります。
その本の帯に はこんな言葉が書いてありました。

>住み慣れた場所を離れる決意をするときのエネルギーは、どこから湧き起こってくるのか。
渡りは、一つ一つの個性が目の前に広がる景色と関わりながら自分の進路を切り拓いていく、
旅の物語の集合体。

たまに取り出して読みます。
Commented by henro1945 at 2015-11-02 21:10
ORFEUM さん
渡り、北帰行、さすらい、こういった言葉には哀愁を感じます。
あの山の向こうには、きっと理想郷があるに違いない、そう思いながら育ちました。
一つ、山を越えてみたものの理想郷とは程遠いものでした。
二つ越え三つ越えても同じこと・・・ それならばと、海を越えてみようと四国に来て・・・ やっと見つけました。
なんと、理想郷は生まれ育った故郷だったのです。

2群居なくなっているのを確認しました。
多分、他にも同じようなのがある筈です。
これは大事です、明日から給餌して回ります~^^:
Commented by ORFEUM at 2015-11-03 10:19 x
いよかんさん、味わい深いお言葉ですね。
アサギマダラに関する一連のブログに様々な想いが交錯します。

今年の蜂飼いを締め括るにはまだ早いかもしれませんが、最近思うのです。
本当に必要なことは二つだけなのではないか。 蜜源と交尾。
途中の説明は根拠の乏しい経験にすぎませんからを端折って結論だけ述べると
そんなふうに思うのです。
夏場の増群停滞も蜜源が常に豊富ならば群が不安定になることはないでしょう。
春から初夏にかけて造巣増群した群が盛夏期の停滞で巣余りになって蜂密度が
低下することで様々な問題が発生する気がします。
巣箱のサイズや出入り口だって、蜂密度が安定していたらサイズとか方式なんか
何でも良いように思います。一定以上の容積とスズメバチが入れなければ。

交尾がきちんと行われていれば夏場の産卵停止も有りません。
女王能力が持続されていれば、♂卵ばかりが不自然に産まれて蜂児捨てが
繰り返されることも無いかも知れません。
もしかしたら、異系♂との多回交尾がきちんと行われていればアカリンダニに
対して耐性のある働き蜂が一定量生まれるかも知れません。
(アカリンダニ対策に様々な御説が有りますが、私の経験ではどれも効果などありません。
罹病蜂を数匹見つけたらその群は夏の終わりか、越冬中に100%消滅します。
アカリンダニをナメテはいけません)

様々な御説や技術論も、安定した蜜源を代替えし補完する為。有るべき交尾を支援する為。
その他の論は全て主論を支える属論。
敢えて、単純化して考えてみたら為すべきことが見えてくるのではないかと・・
どうかご批判の意見を聞かせてください。
Commented by henro1945 at 2015-11-03 21:24
ORFEUM さん

>本当に必要なことは二つだけなのではないか。 蜜源と交尾。

仰るとおりだと思います。必要な量の餌と異系遺伝子を持つ精子をたっぷり貯えた女王蜂が居れば十分ではないでしょうか。後は「運」かも知れませんね。オオスズメバチも居ない(少ない)年がありますし、居ても襲ってこないこともあります。自宅飼育群に偵察は来ていたのですが、襲って来ませんでした。オオスズメバチも日本蜜蜂を襲うとなると命がけでしょうから、必要に迫られないとやらないのでしょう。営巣環境の良し悪しというのは枝葉の問題で幹は蜜源と交尾だと思います。

>もしかしたら、異系♂との多回交尾がきちんと行われていればアカリンダニに
>対して耐性のある働き蜂が一定量生まれるかも知れません。

間違いないと思います。ただし、時間は掛かるでしょうね。西洋ミツバチはアカリンダニの洗礼を受けていますから耐性を備えているのだと思います。日本ミツバチはこれからですから大変です。自然に任せておいたら、ある程度の耐性を身に着けるまでに 何十年 何百年 掛かるか分かりませんね。だから、蜂をどんどん動かせ、と言っているのですが、蜂の長距離移動と売買は罪悪だという既成概念がこれを阻害しているように感じられてなりません。

>(アカリンダニ対策に様々な御説が有りますが、私の経験ではどれも効果などありません。
> 罹病蜂を数匹見つけたらその群は夏の終わりか、越冬中に100%消滅します。
>アカリンダニをナメテはいけません)

対症療法は否定しませんが、何をやっても無駄なような気がします。なぜなら、アカリンダニによって一番致打撃を受けるのは一番長生きをする女王蜂だからです。感染しても、働き蜂はアカリンダニで死ぬより寿命で死ぬ方が多いと聞きました。女王蜂が死んでも、春から夏に掛けてなら新しい女王蜂を作れます。でも、いずれ滅びるのではないでしょうか。四国でもアカリンダニが猛威を振るい出しているようです。厳しい洗礼を受ける覚悟が必要になって来ました。
Commented by ORFEUM at 2015-11-03 22:45 x
いよかんさん、ありがとうございます。
お陰で少し勇気が湧いてきました。

今回、敢えて単純化して書いたためにもしかしたら人様の考えを攻撃する物言いになった
かもしれませんが、そう伝わったとしたらお詫びします。
問題を単純化してみたことで来春からの為すべきことが少し見えてきました。
・四季があり安定しない蜜源をどう補完して行くか
・より良い交尾の為に何を為すべきか
今シーズン、女王能力が尽きたのかと思える群を幾つか見ました。
Commented by henro1945 at 2015-11-04 21:52
ORFEUMさん
蜜源は木の花か草の花ですが、木の場合は植えてから花が咲くまでに何年も掛かります。その点、草は早いですね、菜種なんかはいい例ではないでしょうか。こちらは枇杷の栽培が盛んでして、その花が咲き始めたところです。枇杷の花は房状になっていて11月から2月という真冬にそれも長いこと花を付けてくれるありがたい花です。日本ミツバチは10度以下でも日差しさえあれば採餌に飛び出して行きます。冬場に蜂の色が黒っぽくなるのは効率よく太陽熱を吸収するためではないかと考えています。今までは、それがあるから給餌の必要性を感じなかったのですが、「ミツバチの会議」を読み始めてから考えが変わりました。砂糖をどっさり買いこんで給餌に走る回っているところです。アカリンダニがそこまで来ていますので、出来るだけ蜂の数を増やす必要性に迫られているということもあります。
しかし、「ミツバチの会議」は面白いですし参考になりますね。
大変な情報を頂きました^^
Commented by ORFEUM at 2015-11-04 23:25 x
いよかんさん
もう読み始められましたか。行動かはやいで早いですね。
あまり本から知識を詰め込むよりも蜂のことは蜂から学ぶ、という主旨のことを何時かの
ブログに書いておられた記憶がありますが「ミツバチの会議」は日本の先生方の本どは
一味二味違いますよね。
いよかんさんの捕獲レベルの高さに驚かされ第一回のブログから読み直した時に随所に
「ミツバチの会議」に書いてある内容と重なる部分があり私も即真似をしました。
数ヶ月前まで製造業のサラリーマンでしたが、職人の技と学者の知識を併せ持った人は
少ないものですね。

蜜源確保にも真剣にならないとなりません。自分の車で運べる距離に転飼も考えるのですが
なかなか承諾がもらえません。初対面の人に蜂を置かせてと言われても、という気持ちも
わかりますけど。
砂糖を給餌することに抵抗がありました。蜂蜜が砂糖水になるのではないかとか、
本の中にも書かれていますが8枚の巣板を作るのに砂糖で換算すると6kgが必要であると。
最初から作るとしたらですから増巣ならもう少し少なくても良いかとか、日本蜜蜂は小さいし
一群の数も少ないからとか、引き算してはみますが適季に給餌は必要なんだと思います。
毎朝スーパーのチラシを見ています。先日、お一人様1個の店で10回列びました。
後は採蜜を何時どの位搾るかを花の少ない時期を睨んで考え直そうと思っていますし
巣箱のサイズもこの辺りを基準に考えるべきなんだと思います。

アカリンダニは強敵です。ミツバチで有名な大学の先生やお役人の文献を探してみると
かかっても勢力は落ちるが直ぐに消滅することは無くなどと書いてありますが違います。
アカリンダニが怖いのは、せっか羽化したさあこれからという若蜂がやられることです。
若蜂が死んで働き蜂が供給されなくなり、蜂群のバランスが崩れ、群は老齢蜂ばかりになり
寿命で数が減り、加えて働き蜂が勤労意欲を無くし外勤も給餌も受け付けなくなります。
そしと最後100匹位になると近くの箱に入り込もうとして守門に群がります。
そうなる前に感染群を処分しなければいけないのですが・・なかなかできません。
回復の期待と不憫さと、まだやり残した手が有るのではという優柔不断さで。
もう三年も失敗したので、改めようと思います。
Commented by 信くま at 2015-11-05 19:53 x
どうにもなれ、破れかぶれの心境。
今年こそと意気込んでいましたが、巣枠式消滅。箱の底に20匹ぐらいの黄色スズメバチ。他の2箱の重箱、いつの間にか巣板ごろ出し状態。蜂たちが真ん中の巣に少量固まっているだけ。砂糖水給餌も食欲少なし。砂糖水残っている。
なんでかなー。9月までは元気溌剌。9月まで箱のなか蜂で覆われ巣板見えず。
気が付けば愛蜂どもが、毎日箱の下に落ちて4,5匹が死の道行き。飛び立たずただただ巣から離れてせわしく歩いていく。取り上げて巣門の近くにおいてもまたポトリと落ちて歩いていく。
アカリンダにやられたのかも。5年くらい前からこの状態を見る心苦しさ。
それも自然界のなせる営みか。がはは。くやしー。
残り6箱。
Commented by henro1945 at 2015-11-05 21:08
ORFEUMさん
ブログを初めから見直して頂いたとのこと、ありがとうございます。私は自分の過去のブログを見ることが出来ません、恥ずかしくて~^^: あまり知識を持たないようにして、観察しながら推測したり仮説を立てたりして、それを検証していく過程を楽しむ・・ というスタンスは今も変わっていません。「ミツバチの会議」は学者(著者)が飼育者の立場で立って、観察と検証の繰り返しから得た生のデータを著しているので、実に面白いですね。今まで、こういう本にお目に掛かったことがありません。

>砂糖を給餌することに抵抗がありました。

ご同様です。ここ数年は給餌から遠ざかっていたのですが、先にも言ったように本を読んだ途端に変わってしまいました。私もどれくらいの量を与えたらいいかというところで悩んだのですが、重過ぎず軽過ぎず、巣箱を持ち上げてみた時の感覚で行くことにしました。仰る通りで本の数字は、日本ミツバチの場合は引き算する必要がありそうですね。

>ミツバチで有名な大学の先生やお役人の文献を探してみると
>かかっても勢力は落ちるが直ぐに消滅することは無くなどと書いてありますが違います。

西洋ミツバチのデータを元に言っているような気がしてならないのですが。推測ですが、西洋ミツバチと日本ミツバチでは耐性が違って当然です。人間のインフルエンザでもそうですが、過去に流行したのと新型では全然違いますものね。

>そしと最後100匹位になると近くの箱に入り込もうとして守門に群がります。

これですね! 観察から得られるもの・・ これが現場で生産に携わる者にあって学者にはないものでだと思います。群れが衰弱して限界になると他の群れの所にいって助けを求めるという話を聞いたことがあります。一匹になったはぐれ蜂も助けを求めていった先の別の群れに受け入れられるのだそうです。「ミツバチの会議」は学者が生産者の目になって見たままを書いているので価値があるのだと思います。
Commented by henro1945 at 2015-11-05 21:52
信くまさん
お気持ちお察しします。アカリンダニが居ない所でも1年経つと分蜂して増えた数だけ居なくなるのが普通だと思っているのですが、症状からしてアカリンダニでしょうか。このアカリンダニ、対岸の火事では済まなくなって来ました。香川県で猛威を振るい出しているのですが、私は既に愛媛に入っていると見ています。早ければ来年遅くても再来年には私の所にも来ると思っています。女王蜂がやらるのですから、どうしようもないですね。これも洗礼でしょうか、日本ミツバチが避けて通れない道なら、見守るしかないのかも知れません。
恐いです。
Commented by ORFEUM at 2015-11-06 15:08 x
途中経過を報告するのは後で大恥をかいたり、読んだ方に迷惑をかけるかも知れないので
控えるべきとは思うのですが・・
私も藁をも掴む心境でアカリンダニに関係しそうな記事を漁りまくっています。違うご意見も
伺いたいので書いてみます。

これまで試したこと
①メントールクリスタル
・袋に入れて巣落ち防止棒にぶら下げる
・旋風式のキンチョールの薬剤をメントールに入れ替えて巣底に置く
②アピバール懸架
・取り説通りに忠実に使用
③消毒
・器具機材のアルコール消毒+天日干し
④ヤクルト噴霧
・一群に一本を一週間おいて計2回噴霧
⑤感染群の移動・隔離
・約300m
⑥過酸化水素水(オキシドール)の噴霧
・オキシドール原液(3%)、2倍液(1.5%)、3倍液(1.0%)
・四日間連日噴霧
⑦「みつばち活性くん」水溶液噴霧
・小群/40gにぬるま湯80ml、大群/80gにぬるま湯100ml
・ぬるま湯は39℃前後
・3日おいて計2回噴霧

以上の内で④ヤクルト噴霧は蜂数が減りながらも越冬したが、翌春分蜂するまでには至らず。
次の冬にも同じ処置をしたが越冬できず
⑦の「みつばち活性くん」噴霧は今年やってみた。蜂児捨て、アカリンダニ共に現時点では
進行が停止しているように見える
乳酸菌が良かったのか、体に付着してしまった糖分を嫌々舐め取ったことで給餌効果が有っただけかも知れません
他は効果らしきもの全く見えず

今年もアカリンダニにみまわれていますが、去年までとは少し様子が違うように感じています。
症状が有りながらも健康蜂もうまれている群が幾つかある。
どこまでも推測に過ぎないことをお断りしてですが、
分蜂群を捕獲した時点で既に感染していた群と、私の優柔不断さで処分を躊躇ったために
感染蜂に入られて後から感染した群があるように思います。

「みつばち活性くん」が効いたか、異系群とその分蜂群が何がしかの活躍をしてくれたか
時間が経ってみたら結局去年までと何も変わらなかったという結果になるかもしれません。
Commented by 蜂の召使い at 2015-11-06 20:27 x
〉どうにもなれ、破れかぶれの心境。

信くまさん、まだ6群もいるではないですか。
ここはじっくり腰を据えて、自然のなされようと蜂に教えを乞う良い機会です。
「成功から学ぶこと無し。失敗は成功の母」
脳みそを柔軟に、固定観念のドツボに嵌らないように心掛けたいですね。

ORFEUMさん
わたしも世情言うところの、アカリンダニ蔓延地帯の蜂飼いです。
一昨年アカリンダニで二群を失う?と言っても、分散配置してある待桶にどこからか勝手に入って分蜂して二群になって、アカリンダニ症状(Kウイングと放射状散逸・消滅)です。
対策らしいことは何もせず、消滅過程をじっくり観察しました。分散配置なので、飼育群への影響は皆無です。
その経験からすると、以下を重点的に心掛けています。
1,「種の遺伝的多様性」促進、異血交配のすすめ、
2,蜂の住居、巣箱改良促進、⇒自然吸排気制御方式を採用、
3,いち早く強勢群化、給餌の技術駆使、

・アカリンダニ症状群が出たら、今後もできるだけ早く消滅して戴きます。
・各種の疫病発症するのは耐病性が脆弱で、これらを手当てして永らえさせても、疫病伝染に手を貸すだけだと思っています。
・また、本気でアカリンダニ治療を施すなら、危険性の少ないギ酸:ギ酸パテを使うべきでしょう。
Commented by henro1945 at 2015-11-06 21:54
ORFEUMさん
「うろうに剣心」を見ながらですが・・ 面白いですね。

私なんかはアカリンダニの症例を見たことがないというのに うんちく を垂れまくっています^^ 
来年辺り、現実にアカリンダニとまみえることになりそうです。情報を頂いたことで回り道をしなくて済むことは間違いありません。どんどんと情報を寄せてください。

今、一番価値がある群れは、アカリンダニの蔓延地域で強勢を保っている群れではないでしょうか。こういう群れが代を重ねていくことによって、少しずつ耐性を身に着けていくのだと考えています。
Commented by ORFEUM at 2015-11-07 12:55 x
蜂の召使いさん
貴重なご意見ありがとうございます。私なりに理解して勉強してみます。
やった事は素人の思い付きですが、一応、ブログや論文やCMなどきっかけが有ったんですが
ダメでした~

私思うのです。異血交配(異系交配)を行うのは何の為か、それは《アカリンダニが蔓延する地域の中に》耐性をもった蜂が出現することを願う些細な行為。
種の歴史の大河の中にコップ一杯の水を注ぐだけ。
異系交配とは、遠隔地の(全く血縁の無い)個体同士の交配は、そこから生まれる第一世代は親
よりも優秀な子が一定の確率で生まれる。とするメンデルの法則(間違っていたら済みません)に期待するもの。
しかし、これは一般論であり特定の病原体に対する耐性となると気が遠くなるほどの時間と運に
恵まれなければなりません。
明日起きるかも知れないし百年先かもしれません。それでも続けないとですね。

耐性をもつとはどういう状態が出現するのでしょうか?
これまでの悲惨な状況が無かったかのようなオールクリアな群が突然出現するのでしょうか、
それとも生き残る群や個体が徐々に増えていくのでしょうか
まだ立ち会った事がないので、その時が来るまで私には分かりません。

いよかんさん
現在不思議な群が2群います。新蜂を日々生産し溢れるほど集蜜して来る強群と、小群ながら着実に新蜂を生産し、それ相応の蜜を蓄えてゆっくりながら今の時期に増群している群です。
どちらにも極僅かな数、アカリンダニ症状を呈した蜂がいるのですか成長性が勝っています。
後で泣くことになるかも知れませんが、ちょっと期待してしまいます。

私も、「るろうに剣心」終わりまで観てしまいました。眠いです。
Commented by henro1945 at 2015-11-07 20:56
ORFEUMさん
アカリンダニは深刻ですよね。
何とかしたい! と皆さんが努力をされている訳で、頭が下がる思います。

>現在不思議な群が2群います。

そうですか! 症状が出ているということはアカリンダニと戦っているのでしょうか。何とか冬を乗り切って分蜂までこぎつけてもらいたいものですね。どれくらいの世代交代で免疫や耐性やらを身に付けるか、あるいは付けないのか、分かりませんが、私は進化の法則みたいなものが当てはまるのではないかと言う期待を持っています。アカリンダニと戦って生き抜いた蜂はそれなりの遺伝子を持っていると推測します。遺伝的多様性を高めることによって、アカリンダニに強い遺伝子を持つ群れがより多く現れる筈、というのも勝手に立てた仮説に過ぎませんが。
信じる者は救われる・・ に似て、これにすがって生きているようなものです~^^
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